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ふしぎなふしぎなおはなしです。
山茶花の花畑
一本の赤松の根元
松茸を枕に寝てる
禿げた魔女に会いに行こう
水に浮かぶ小石
一つ目山羊の舌
親豚のまつげ
死人のため息を集めよう
鍋でことこと三日五晩
出来上がった魔女の軟膏
魔女の顔にすりこむと
すごい美人に若返る
凄いものを手に入れた
魔女様ほんとにありがとう
急いで我が家に舞い戻り
母にたっぷりすりこんだ
何故か母はぼわりと消えた
探したけれどどこにも居ない
いきなりぷちりと何かを踏んで
僕は全てを悟って泣いた
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by hisaya_rikudo
| 2005-08-13 12:01
| 詩
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